設計事務所・工務店の皆様へ

ベルギー生まれの左官材、モールテックス。
独特の意匠性と優れた性能で、とても人気があります。

防水性があるためにキッチンもシンク一体型で作成できます。
収縮が少ないために非常に割れにくいです。
独特の意匠性があり、カラーも豊富です。
表面強度に優れており、コンクリートの約三倍程度といわれています。

しかしモールテックスも万能ではありません。
国内で多数の施行例がある当社だからこそのメリット・デメリットをお伝えできれば、と思いこの記事を書きました。
また当社代表はモールテックス講習会の講習官も務めています。
BEAL社が認めた知識と技術でモールテックスの施工とその伝搬に努めています。

モールテックスは万能ではありません。
優れた接着性、防水性はありますが何にでも接着するわけではありませんですし、完璧な防水性を持っているわけではありません。
正しい知識と施工をしてこそその性能が発揮されます。

よくある質問としてはモールテックスは防水材ではありません、
樹脂モルタルのような物なので、モールテックスそのものが伸び縮みするわけではありません。
したがって屋上やベランダの防水材としては使えませんが、なにかステ防水を入れてその仕上げとしては使うことができます。
防水材ではないのでモールテックスそのものが水をはじくわけではありません。
表面は天然石のように吸水します。
ですから水分を伴う汚れは(コーヒーや醤油など)モールテックスの表面にしみ込んでしまいます。
そのために汚れ防止剤(ニスやワックスなど)を施工後に塗布します。

またひび割れについても質問をよく受けます。
非常にひび割れが発生しにくい材料です。
ベニヤ板の上に塗り、曲げても板のしなりに追従します。
しかし下地のジョイント部分が動くと割れてしまいます。
材料が伸び縮みするわけではないので当然ですね。
下地の動きや伸び縮みを極力抑えた下地が望まれます。
このことについては、よく設計事務所などと話しますが現場まで伝わってない印象を受けます。
木材の接ぎ手はボンドとビスでしっかりと留めてください。
また材質も大事です。
メーカー推奨の下地はMDFです。
OSBなどの樹脂で木材を固めたものも狂いや収縮が少なくお勧めです。
しかし、現場に行くと一般的なコンパネなどで作成してある下地が多いです。
この場合、プライマーを塗りモールテックスを塗るとほぼアクが発生します。
きれいな仕上がりのために下地も十分に検討してください。
トラブルなく満足のいく仕上がりが得られます

モールテックスはもともと床の仕上げ材として開発されました。
その接着性や表面強度、意匠性をヨーロッパの左官職人が認めてテーブルやカウンターなどに使い始めました。
その中で汚れの問題が出てきて、現在では様々な汚れ防止材が開発されています。

汚れ防止材には大きく分けて二種類あります。
モールテックスに浸透して内部で汚れを防止するものと、膜をはり表面で汚れを防止するニスとです。
モールテックスの質感を表しているのは浸透するものですが、定期的なメンテナンスが必要になります。
ニスは表面に樹脂塗料を塗り汚れを防止します。
ニスは長持ちしますがだからと言ってメンテナンスフリーというわけではありません。

・浸透性の物
 レペルオイル(油性撥水材、屋外で使用可能)
 オイルモールテックス(植物性オイル、濡れ色で固定)
 フィニッシュSA(せっけんワックス)
・膜を張るもの(ニス・屋内専用)
 ビピュール(水性・艶あり艶なし)
 ポリタン(油性・艶あり艶なし)

上記のものを保護するものとしてビールワックスというワックスがあります。
これらは用途や使用する場所などで選び方が変わってきます。
この辺りは一度ご相談いただけたらと思います。

モールテックスは様々な場所・用途に使用できます。
質感も素晴らしく、大変好評をいただいております。
しかしそれは正しい施工方法と材料に対する知識があって初めてその性能を発揮できます。
お声がけいただければ打ち合わせなどにも参加いたします。

お手入れ方法についてはこちらをご覧ください。

モールテックス講習官を務める当社ならではの知識と技術で皆様のお役に立ちます。

左官で美しい世界を創る・スペイン漆喰レビスタンプ正規代理店・モールテックス施工認定店・自然素材につつまれる美と健康の暮らし